介護予防に理解深める アルカスで講演や活動発表

 佐世保市が隔年で開いている介護予防講演会が9日、アルカスSASEBO(三浦町)で開かれ、市民約500人が介護予防や地域づくりについて理解を深めた。
 第一部では、いきいき百歳体操を考案した高知市高齢者支援課の小川佐知さんが基調講演。体操の効果を紹介した。第二部は、佐世保市で2017年度から始まった介護予防・日常生活支援総合事業で、各地区に配置されている生活支援コーディネーターが寸劇を披露。事業の内容や支え合いの具体例を、笑いを交え解説した。
 この後、市民の代表が地域づくりの活動を発表。西天神町で孤食予防に取り組む「器の会」の迎純子さん(70)は、「介護保険を使う前に、地域の交わりが大切。何かを始めることは不安もあるが、同じ気持ちで動いてくれる仲間が増える。楽しみましょう」と呼び掛けた。

支え合いの具体例を寸劇で解説する生活支援コーディネーター=アルカスSASEBO

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