「日本降伏の要因はソ連参戦」 ロシア史専門家 来月10日、長崎大で講演

 ロシア史を専門とする米カリフォルニア大サンタバーバラ校の長谷川毅名誉教授が10月10日午後6時半~8時、長崎市の長崎大文教キャンパス教養教育棟で「原爆、ソ連参戦と日本降伏の決定」と題し講演する。
 長谷川氏は2006年に出版した著書「暗闘-スターリン、トルーマンと日本降伏」で、日本が太平洋戦争で降伏を決めた直接要因は旧ソ連の対日参戦だったとの研究成果を発表した。「原爆投下が戦争を終わらせた」との主張もある中、そこに一石を投じている。
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