第9代高校生平和大使を務めた大川史織さん(30)が初監督を務めたドキュメンタリー映画「タリナイ」の先行上映会が22日午後2時から、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館である。入場無料。
映画の舞台は、アジア・太平洋戦争で約2万人の兵士が命を落としたマーシャル諸島。1945年4月、1人の日本兵がそこで亡くなり、数時間前までに書いていた日記と遺言が、戦後奇跡的に生き残った戦友から遺族のもとに届けられた。2016年4月、その日本兵の息子は74歳。息子が日記を手掛かりとして、父の最期の地をめぐる旅に出る。
大川さんは東京都出身。大学卒業後にマーシャル諸島に移住し、映画の制作を進めていた。
上映後は、大川さんと、藤岡みなみプロデューサーのトークショーを予定している。問い合わせは主催の県保険医協会(電095・825・3829)。