対馬市美津島町の対馬空港に13日午後4時45分ごろ、米軍の大型輸送ヘリコプター「CH53E」2機が緊急着陸した。天候不良と給油が目的で、14日に米軍の給油機から航空燃料の補給を受けた。2機が飛び立つのは15日午前の見込み。
県対馬空港管理事務所や九州防衛局などによると、2機は米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属で、計29人が搭乗していた。訓練の一環で韓国に向かう予定だったが「天候不良で多くの燃料を消費した」として、対馬空港への着陸を要請した。乗員のけがや機体の損傷はなかった。乗員は市内のホテルに宿泊。14日午後4時50分ごろ、米軍の給油機が空港に飛来し、約1時間かけて2機に航空燃料を補給した。
対馬空港に米軍の航空機やヘリコプターが着陸したのは、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属の戦闘捜索救難ヘリコプター「HH60」1機(7人搭乗)が天候不良で約2時間駐機した2004年7月以来、約14年ぶり。
米軍の大型ヘリ2機 対馬に緊急着陸、給油
- Published
- 2018/09/15 11:00 (JST)
- Updated
- 2019/02/28 14:57 (JST)
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