「反核平和の火リレー」出発 労組員ら県内390キロ巡る

 核兵器廃絶と戦争のない社会をアピールする「反核平和の火リレー」が19日、長崎市松山町の平和公園を出発した。県内一巡約390キロのコースを500~600人でつなぎ、27日に爆心地公園にゴールする予定。
 労組員らでつくる日本青年学生平和友好祭県実行委が1985年から毎年実施。83年にギリシャ政府が平和を願い長崎に贈ったオリンピックの聖火に由来する「ナガサキ誓いの火」を付けたトーチを掲げて走る。
 出発式で金田勝志実行委員長は「核兵器は人道的に許されず、人類と共存できないと訴えよう」とあいさつ。出席者全員で長崎原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうした後、ランナーが出発した。

リレーの開始前、トーチに「ナガサキ誓いの火」をともす参加者=長崎市、平和公園

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