原爆と戦争 悲劇もう二度と 惨状伝えるパネルや絵200点 被爆者から体験談も 25日まで市民会館

 長崎原爆や戦争の惨状を伝える「原爆と戦争展」が20日、長崎市魚の町の市民会館展示ホールで始まった。25日まで。
 被爆者を中心とした市民有志でつくる「原爆展を成功させる長崎の会」(河邊聖子会長)など3団体が主催。長崎、広島両市で開いており、長崎市では14回目。
 旧日本軍による真珠湾攻撃の説明や、広島の原爆詩人・峠三吉の詩などを日本語と英語で紹介するパネルを設置。長崎原爆で体験した様子を描いた絵などもあり、合わせて計約200点を展示している。同会に所属する被爆者から被爆体験を直接聞くことができる。
 世話役の岡本太一さんは「絵や手記などで、どうにか若い世代に残したいという戦争や被爆を体験した人々の思いが伝わってくる。ぜひ若い人に見てほしい」と話した。
 午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)。無料。

戦争や被爆体験をパネルなどで紹介している「原爆と戦争展」=長崎市民会館

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