観葉植物モンステラ開花 南山手の個人宅

 長崎市南山手町の西村篤さん(66)方の中庭で12日、観葉植物として人気のモンステラが開花した。温室設備のない個人宅で咲くのは珍しいが、8年連続の開花という。
 モンステラは切れ込みの入った葉の形が特徴的なつる性の植物。長崎バイオパーク職員の樋口茂さん(53)によると、寒さに弱いため、温室設備のない場所では花を付けるまで成熟させるのは難しいという。
 20年以上育てている西村さんは、成長するたびに鉢替えをし、今では直径55センチの鉢を使用。樹高は2・5メートルになった。
 妻の喜久子さん(65)は「リビングから眺められるわが家のシンボル。花は一晩でしぼんでしまうけれど、今年はつぼみが過去最高の四つ付いたのでうれしい」と話し、残る三つの開花を心待ちにしている。

つぼみが開き、白い花軸が現れたモンステラ=長崎市南山手町

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