持久力は全国上回る 小5中2体力テスト 実技8種目 柔軟性は下回る 長崎県内

 長崎県教委は13日、県内公立小学5年と中学2年を対象に実施した2017年度の体力テストの結果を公表した。持久力を測定する20メートルシャトルランは小5と中2の男女ともに全国平均を大きく上回る一方、柔軟性を測る長座体前屈はいずれも全国を下回った。

 調査は昨年4~7月、県内の公立小学校334校の1万1809人、公立中学校187校の1万1395人を対象に、実技8種目で実施した。

 合計点(80点満点)の平均値は、小5男子53・53点(全国54・16点)、小5女子55・11点(同55・72点)、中2男子41・89点(同42・11点)、中2女子49・81点(同49・97点)だった。

 県教委は16年4月から、各校の体育の準備体操時に柔軟性を養う運動「ジャックナイフストレッチ」を導入するよう指導。長座体前屈の結果が全国を下回ったことについて担当者は「全国との差はまだ大きいが、小5と中2の男女ともに前年度の県平均を上回っており、改善の兆しがみられる」としている。

 このほか、1週間の運動時間が420分以上の割合は、小5男子62・4%(全国56・6%)、小5女子40・0%(同33・0%)、中2男子88・0%(同86・1%)、中2女子67・3%(同62・7%)で、いずれも全国を上回った。

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