83歳と71歳の兄弟がダブル詐欺被害 警官かたる男女に200万円引き出される

下鴨署

 京都府警下鴨署は23日、高齢の兄弟が警察官を名乗る男女にキャッシュカードを同時にだまし取られ、計200万円を引き出される特殊詐欺被害が発生した、と発表した。

 同署によると、22日正午ごろ、京都市左京区の男性(71)宅に、警察官を名乗る女から「カードが不正に使われている」「交換が必要で取りに行かせる」と電話があった。男性が、兄(83)が隣に住んでいると伝えると電話を替わるよう指示され、兄も同じ趣旨を告げられた。約2時間後、兄宅を訪れた警察官を名乗る男に、2人はカード計5枚を手渡した。その後、兄のカードで50万円、弟のカードで150万円が引き出されたという。

© 株式会社京都新聞社