覚醒剤飲まされた11歳女児にわいせつ、男に懲役6年判決 母が動画撮影

大津地裁

 11歳だった娘に覚醒剤を飲ませて交際相手の男にわいせつな行為をさせたなどとして母親が実刑判決を受けた事件で、強制わいせつや児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われた交際相手の男(50)の判決公判が20日、大津地裁で開かれ、大嶋真理子裁判官は懲役6年(求刑同8年)を言い渡した。

 判決によると、男はマッチングアプリで知り合った母親と共謀し、2020年6月26日、当時11歳だった母親の娘にわいせつな行為をし、母親はその様子を携帯電話で動画撮影した。さらに昨年3月にも当時13歳だった母親の娘に同様の行為をした。

 男はわいせつ行為の一部を否認し、20年の強制わいせつ罪については「13歳未満とは知らなかった」と主張、覚醒剤を飲ませてはいないとして酌量を求めていた。

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