パナソニックホールディングス(HD)子会社で電子部品を手がけるパナソニックインダストリーは24日、顧客への虚偽報告が確認された帯広工場(北海道帯広市)について、国際標準化機構(ISO)の認証が一時停止となったと発表した。21日付でISOの認証機関から通知を受けた。
帯広工場では遅くとも2000年代後半以降、顧客に対して製造時に発生する不良品の割合を実際と異なる数値で報告していた。品質不正問題を巡り、外部調査委員会が昨年11月に公表した報告書で明らかになっていた。今後、認証機関の特別審査があり、認証の一時停止解除もしくは取り消しの措置が決まる。