ペダルなし二輪遊具の事故多発 坂道で高速に、幼児死亡も

ペダルやブレーキがない幼児用二輪遊具

 幼児が乗るペダルなし二輪遊具による事故が多数起きているとして、国民生活センターは19日、使用時は保護者が必ず立ち会い、目を離さないよう注意を呼びかけた。ブレーキが付いていない製品が多く、坂道などで高速になりやすい。自動車にはねられて死亡する事故も起きている。

 2019年度以降、24年12月までに寄せられた事故情報は101件。約半数は坂道で発生し、年代別では3、4歳が7割を占めた。大半が頭や顔にけがを負い、入院に至るケースもあった。

 北海道では24年4月、二輪遊具に乗った3歳女児がワンボックスカーに巻き込まれ死亡。兵庫県では同8月、2歳男児が軽自動車にはねられて死亡した。

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