アウディ、独国内7500人削減　コスト削減で競争力強化

　【ブリュッセル共同】ドイツの高級車メーカー、アウディは17日、2029年までにドイツ国内で最大7500人を削減すると発表した。低価格車で攻勢をかける中国勢の台頭などで経営環境が悪化しており、コスト削減で競争力を高める。

　人員削減は管理などの間接部門が対象で、中期的に年間で10億ユーロ以上のコスト削減を目指す。ゲルノート・デルナーCEOは「競争力と将来への備えをともに強化する」と説明した。

　アウディはフォルクスワーゲン（VW）の傘下。VWは業績悪化を受け、グループのリストラを急いでいる。昨年12月にはVWが30年までにドイツ国内で3万5千人以上を削減する計画を発表した。