
今春卒業予定で就職を希望する大学生の2月1日時点の内定率は、前年同時点より1.0ポイント増の92.6%だったことが14日、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。同時点としては調査開始以降で最も高い。
調査は国公私立大62校を抽出して実施。男子は91.6%、女子が93.8%でいずれも1.0ポイント増えた。文理別は文系が0.9ポイント増の92.7%、理系が1.7ポイント増の92.4%。文科省の担当者は「企業の採用意欲が高く、求人数が増えたことが要因とみられる」とした。
地域別は、北海道・東北91.3%(5.6ポイント増)、関東95.9%(1.4ポイント増)、中部92.3%(0.4ポイント増)、近畿91.6%(0.1ポイント増)、九州89.4%(0.4ポイント増)が上昇した一方、中国・四国は88.0%で1.2ポイント下落した。
他の学校種は、短大84.9%、高専97.9%でいずれも0.8ポイント減。専門学校は2.3ポイント増の87.8%だった。