
【北京共同】ホンダが中国の広東省広州市にあるエンジン工場の生産能力を半減させることが10日、同社への取材で分かった。中国で販売するガソリン車の3割分に当たる。電気自動車(EV)へのシフトが急速に進む中国では、現地メーカーの躍進が目立っている。ホンダは苦戦を強いられており生産体制の再編を加速させる。
生産能力を半減させるのは中国・東風汽車集団との合弁会社「東風本田発動機」の広州工場。今月末に2ラインを1ラインに減らし、エンジンの組み立て能力を年52万基から半減させる。
ホンダの中国販売は低迷が続いており、24年の販売台数は前年比3割減の85万台と、10年ぶりの低水準に落ち込んだ