
【北京共同】中国国家統計局が9日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.7%下落した。マイナスとなるのは昨年1月以来、1年1カ月ぶり。不動産不況による内需不足が続く中、デフレ圧力が再び高まっていることを示した。
品目別に見ると、食品・たばこ・酒は1.9%下落した。牛肉が13.3%、生鮮野菜は12.6%それぞれ下がった。自動車などの乗り物は4.4%のマイナスとなった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは0.1%下落した。1月は0.6%のプラスだった。
同時に発表した2月の工業品卸売物価指数は2.2%下落した。2年5カ月連続でマイナスとなった。