米政府ディープシーク禁止と報道 情報悪用懸念、同様の動き加速か

中国の新興企業ディープシークのロゴ(ロイター=共同)

 【ボストン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は7日、トランプ米政権が、中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」が開発した対話型の生成AIに関し、政府機関の端末での利用禁止を検討していると報じた。利用データの悪用に伴う安全保障上のリスクを懸念しているとみられる。

 ディープシークの利用を巡っては、オーストラリアや台湾が既に公的な機関での利用を禁止。米国が禁止に踏み切れば、同様の動きが加速する可能性もある。

 WSJによると、米政府関係者は「利用者が入力した情報がどのように使われ、誰がデータに接続できるのかが十分に説明されていない」と禁止理由を説明した。

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