
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7日、ニューヨークで開かれたイベントで演説し、トランプ政権による関税強化の影響を見極めつつ、慎重に金融政策を運営する考えを強調した。関税措置を巡る不確実性は依然として高いとし「われわれは急ぐ必要はない。見通しがより明確になるのを待つのに適した場所にいる」と述べた。
パウエル氏は米経済について「不確実性が高まっているが、好調だ」と分析。関税強化によるインフレ再燃が懸念される中、パウエル氏は2%のインフレ目標に向けた道は「凸凹しており、今後もその状況が続くと予想する」と見通した。
