
【ソウル共同】韓国北部の京畿道抱川で6日に発生した空軍戦闘機による民家などの誤爆で、国防省は7日、重軽傷を負ったり、耳鳴りなどを訴えたりして治療を受けた人が軍人を含め計29人に上ったと明らかにした。抱川など北朝鮮との軍事境界線付近に住む市民らは同日、ソウルの国防省前で抗議集会を開いた。
国防省によると、29人の内訳は民間人15人と軍人14人。韓国メディアは、民間人には移住労働者とみられるタイ人4人も含まれていると伝えた。
南北境界線に近い地域の住民らは国防省前で恐怖を訴えた上で「もし北朝鮮側に投下されていたら、戦争につながりかねない」と批判した。