宇宙船「スターシップ」空中分解 破片が散乱、航空に影響

バハマ上空を横切るスペースXの新型宇宙船「スターシップ」の破片(X(C)GeneDoctorB、ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米宇宙企業スペースXは6日(日本時間7日)、新型宇宙船「スターシップ」が8回目の無人飛行試験中に空中分解したと発表した。前回に続く失敗。ロイター通信によると、破片はカリブ海に散乱し、フロリダ州の複数の空港で航空機が飛行停止になるなど影響が出た。

 同社はX(旧ツイッター)で、スターシップが「上昇中に急速に分解し、通信も途絶した」と説明した。中継では打ち上げの数分後に機体が回転する様子が確認できた。

 前回の空中分解は、機体内部で想定外の振動が起きて推進剤が漏れ、内部火災が発生したのが原因とみている。

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