
【ニューヨーク共同】米国の暗号資産(仮想通貨)交換所大手コインベースは21日、米証券取引委員会(SEC)が同社に対する提訴を取り下げることで合意したと発表した。SECは同社の仮想通貨取引が未登録の有価証券取引に当たり、連邦証券法違反だと主張していた。
仮想通貨に好意的なトランプ米政権が発足し、取り締まりが厳しかった前政権時から、規制当局の姿勢が転換したとみられる。コインベースは声明で「仮想通貨業界全体と、デジタル資産を保有する5200万人の米国民にとっての勝利だ」と強調した。取り下げはSEC委員による承認により最終決定するという。
SECは2023年6月にコインベースを提訴した。