りそな銀行、万博で企業支援 中小・新興の成長後押し

インタビューに応じるりそな銀行の岩永省一社長

 りそな銀行の岩永省一社長(59)が17日までに共同通信のインタビューに応じ、4月に開幕する大阪・関西万博で中小企業やスタートアップ(新興企業)の出展を支援し、海外企業との取引といった事業拡大を後押しする考えを示した。万博は海外から企業関係者も多数来場するため、出展者と結びつけて関西経済の成長につなげる考えだ。

 岩永氏は「大企業だけでなく日本を支える中小企業が万博の舞台に立っていることを知らせたい」と述べ、情報発信の重要性を強調した。

 中小や新興企業は大阪府・市が運営する「大阪ヘルスケアパビリオン」で技術を披露する場が設けられている。りそなグループは4月13~28日と9月2~15日の展示で支援役を務めることが決まっている。来場者の目を引くよう技術や製品の見せ方を助言する。

 岩永氏は各社が万博で披露した技術をビジネスとして軌道に乗せるため、会期後も「バックアップしたい」と述べた。

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