巨人移籍の田中将、復活へ始動　久保コーチとマンツーマン

　新天地での歩みが始まった。巨人に移籍した36歳の田中将が宮崎キャンプ初日の1日、久保巡回投手コーチとマンツーマンで約1時間、フォーム固めに励んだ。昨季は勝ち星なしに終わった日米通算197勝の大投手が、復活へ「うまく投げられるときの感覚はすごくいい。なんとかものにしたい」と大きな手応えを口にした。

　正午過ぎ、誰もいなくなったブルペンへ2人が移動した。マウンドの傾斜を逆に使って上り坂になるような状態から、体重移動を意識してゆっくりと投げることを繰り返した。これまでと比べ「投げている感覚はだいぶ違う」と強調する。

　久保コーチは昨季最多勝に輝いた菅野の復調にも尽力した66歳の名伯楽。