
【ワシントン共同】ルビオ米国務長官は1日、就任後初の外遊となる中米5カ国歴訪に出発する。トランプ大統領が目指すパナマ運河の管理権奪還や、不法移民の強制送還などが主な議題になる。最初に訪問するパナマではムリノ大統領らと会談し、運河を視察。中国が実質的に運河を運営しているとして、中国の影響の排除や通航料の値下げを求めるとみられる。
ルビオ氏は出発前の米メディアのインタビューで、パナマ運河の両端の港を香港系企業が運営していると説明した。「中国政府が指示すれば彼らは運河を閉じなければならない」とした上で、米国の安全保障の脅威になっていると指摘。この状態を「続けるわけにはいかない」と強調した。