伊調馨、日本代表コーチに抱負 「選手が一区切りついた感じ」

レスリングの強化合宿で抱負を述べる伊調馨(右)と小原日登美の両コーチ=30日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター

 レスリング女子日本代表コーチに就任した五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)が30日、東京都内での強化合宿で取材に応じ「緊張している。選手に学ばせてもらいながら頑張っていきたい」と抱負を述べた。2028年ロサンゼルス五輪に向け、本格的に技術指導をする。

 40歳の伊調は21年の東京五輪代表を逃してからは、指導中心の活動をしている。所属先によれば、今後もコーチ兼選手の立場を継続していく。一方で、代表コーチ就任の心境について「複雑。選手が一区切りついた感じがする」と笑みを交えながら率直に語った。

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