「帝国ホテル 京都」が来春開業 4カ所目、祇園の弥栄会館を改修

「帝国ホテル 京都」で使用される外壁タイル=29日午後、東京都千代田区

 帝国ホテルは29日、京都・祇園にある国登録有形文化財の弥栄会館(京都市東山区)を改修して来年春に開業するホテルの名称を「帝国ホテル 京都」にすると発表した。帝国ホテルブランドとしては4カ所目で、大阪以来、30年ぶりの新規開業となる。

 弥栄会館は1936年に完成。演劇やコンサートなどに利用されてきたが、老朽化や耐震性の問題で近年は大部分が使われない状況になっていた。改修に際しては、景観を継承して、特徴的なデザインの外壁タイルを多く再利用し、銅板の屋根を復元する。

 新ホテルは地上7階、地下2階建て。55の客室のほか、レストランやプール、ジムなどを備える予定。

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