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環境省は28日、国内では福井県の嶺北地方のみに生息する希少な「レイホクナガレホトケドジョウ」を、種の保存法に基づき緊急指定種に指定すると発表した。期間は1月30日から2028年1月29日で、捕獲や採取、譲渡などが禁じられる。
昨年9月、研究グループが新種として国際学術誌に発表。全身に暗褐色の斑点がある特徴的な外見で、愛好家らによる捕獲につながる恐れがあるため、緊急指定種として保護を図る。
環境省によると、希少種は現在、計458種の動植物を指定。審査には一定期間が必要で、環境相が緊急性を認めた場合は緊急指定種とできる。