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公明党は28日、選択的夫婦別姓制度導入を推進するプロジェクトチーム(PT)の初会合を開いた。斉藤鉄夫代表は「社会の根幹に関わる問題についてまず与党がしっかり意見を固め、野党との合意形成を図るべきだ」と述べ、自民党との与党案取りまとめに意欲を示した。党見解を早期に取りまとめ、自民に議論前進を働きかけたい考えだ。
矢倉克夫PT座長は「家族観や戸籍との関係など、より深い議論を進めるべく準備を始めたい」とあいさつした。
会合では、法相の諮問機関・法制審議会が1996年に答申した案と、2001年に公明が同制度導入に向けて提出した民法改正案の利点や課題を検討した。