ロシア製油施設にドローン攻撃 ウクライナ、ドネツクでも攻防

モスクワ南東リャザニ州で起きた爆発と逃げる人々=24日(交流サイトの投稿から、ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ軍参謀本部は26日、モスクワ南東リャザニ州にある製油施設を無人機で攻撃したと発表した。ロイター通信によると、複数回の攻撃が23~26日ごろにあったとみられる。ウクライナは昨年以降、ロシア経済に打撃を与える目的で燃料施設への攻撃を強化している。

 参謀本部は施設周辺で爆発や火災が確認されたとしているが、被害状況は不明。施設がジェット燃料を生産していると説明しており、ロシア側の航空機運用を阻害する狙いもありそうだ。ロシア国防省は、リャザニ州で25~26日ごろにウクライナ側の無人機8機を破壊したと明らかにした。ウクライナ東部ドネツク州の要衝でも激しい戦闘が続いた。

ウクライナの無人機=撮影場所、日時不明(ロイター=共同)

© 一般社団法人共同通信社