インフル、患者数半減も流行継続 ピーク越えの可能性、依然高水準

インフルエンザウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 厚生労働省は24日、全国約5千の定点医療機関から13~19日の1週間に報告されたインフルエンザの患者数が9万712人で、1医療機関当たり18.38人だったと発表した。前週比0.52倍と半減した。全都道府県で報告者数は前週に比べて減ったが、流行の警報水準は継続している。

 厚労省の担当者は「昨年末からの感染者数のピークは越えた可能性が高いが、依然として高水準が続いている。基本的な感染対策を徹底してほしい」と話している。

 国立感染症研究所によると、この1週間に全国の医療機関を受診した推計患者数は約64万5千人だった。

 都道府県別で1医療機関当たりの患者数が多かったのは沖縄33.30人。

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