台湾、中国は「恥知らず」 地震見舞いへの謝意表明に反発

 【北京共同】中国の耿爽国連次席大使は5日までに、台湾東部沖地震で各国からの見舞いの言葉に謝意を示した。中国は台湾統一の圧力を強めており、台湾を代表するかのように振る舞って「一つの中国」を国際社会にアピールする狙いだったとみられる。台湾外交部(外務省)は5日「震災を利用して認知戦を進める恥知らずな行為だ」と反発した。

 中国国連代表部のホームページによると、耿氏は3日の国連安全保障理事会の関連会合で「被災した台湾同胞にお見舞いを申し上げ、支援を提供したい」と述べた上で「国際社会が表明した思いやりや気遣いに感謝する」と表明した。

© 一般社団法人共同通信社