新庄監督が大谷の胸中察す 「人間不信になりかける」

プロ野球日本ハムの新庄剛志監督

 プロ野球日本ハムの新庄剛志監督が31日、米大リーグのドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏の違法賭博問題について言及した。自身が過去に資金管理を任せていた知人に大金を流用されたと明かし「親みたいにかわいがってもらった人に、何十年もだまされ続けたことの痛みがものすごく苦しい。人間不信になりかける」と、当時を思い返しながら大谷選手の胸中を察した。

 千葉市のZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦前に取材に応じ、自身の被害について「俺は大谷君の何倍? 22億円あると思って(残高が)2200万円」と説明。目をこするしぐさで「4回ぐらい見た。もう笑いが出てくる」と話した。

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