著作物の無断利用を懸念 政府、AI指針案の意見公募結果

 政府は14日、AI関連事業者向けのガイドライン案を巡る意見公募の結果を公表した。事業者がAI開発に当たって他人の著作物を無断で利用することへの懸念が相次いだ。規制強化を求める声があった一方、技術の進歩や普及が滞ることを恐れる慎重意見も目立った。政府は月内にもAI戦略会議を開き、正式な指針を示す方針だ。

 事業者は開発時に大量のデータをAIに学習させているが、意見公募では、著作物の無断学習を規制すべきだとの声や、著作権を侵害しないよう、AIによる文章や画像の出力に「制限をかけるべきだ」という訴えが寄せられた。

 偽情報の生成を技術的に防ぐ措置を求める提案もあった。

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