福井・小浜でコウノトリ産卵 4年連続、今年初確認

巣内で卵を転がすコウノトリ=10日、福井県小浜市(コウノトリの郷づくり推進会提供)

 福井県小浜市は13日までに、同市国富地区の野外にある巣で、国の特別天然記念物コウノトリのペアが産卵したと発表した。県内で産卵が確認されたのは今年初めてで、同市では4年連続。巣内には3個以上の卵があることが分かっている。

 市によると、ペアは兵庫県養父市生まれの雄と島根県雲南市生まれの雌で2月下旬~3月上旬に産卵したとみられる。1月下旬から巣作りや活発な繁殖活動が確認されていた。

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