ウクライナから越境攻撃 ロシアは撃退主張

ウクライナ北東部スムイ州で記者団の取材に応じる「ロシア義勇軍団」の戦闘員ら=2023年5月(AP=共同)

 ロシア国防省は12日、同日未明から朝にかけて西部ベルゴロド、クルスク両州にウクライナ側から越境攻撃の試みがあり、軍と連邦保安局(FSB)が阻止、撃退したと発表した。同省は敵側の最大60人を殺害し、戦車5両を破壊したと主張した。

 一方でロシアのプーチン政権を敵視する武装集団「ロシア義勇軍団」なども12日、ベルゴロド、クルスク両州にウクライナ側から越境攻撃したとの声明を通信アプリで発表した。戦闘の様子とする動画も投稿し、クルスク州にある集落チョトキノを制圧したと主張した。クルスク州知事は、攻撃で住人1人が軽傷を負ったと明らかにした。

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