NZ行き便で強い揺れ、1人重体 シドニー発、50人手当て

 【シドニー共同】ニュージーランドのメディアによると、11日午後3時58分(日本時間午前11時58分)ごろ、ニュージーランド・オークランドに向かっていたチリのLATAM航空800便で強い揺れがあり、けが人が出た。到着後、乗客乗員のうち約50人が手当てを受け、1人が重体という。

 機体はボーイング787。オーストラリア・シドニーを出発し、オークランドを経由してチリ・サンティアゴに向かう予定だった。

 手当てを受けた乗客のうち十数人が病院に搬送された。重体となった1人を除いて、重傷者はいないもようだ。LATAMは、機体に「技術上の問題」があり、揺れが生じたと説明している。

 乗客の証言によると、機首から突っ込むように急降下した。シートベルトをしていなかった乗客が天井に投げ出され、一部の人は体を強く打つなどして出血を伴うけがをした。

© 一般社団法人共同通信社