トランプ氏、14州制し圧勝 共和指名ほぼ確実、本選再対決へ

(左から)バイデン米大統領、トランプ前大統領、ヘイリー元国連大使(AP=共同)

 【ワシントン共同】11月の米大統領選の共和党候補指名争いで15州の予備選などが集中した5日の天王山スーパーチューズデーは、トランプ前大統領(77)が14州を制してヘイリー元国連大使(52)に圧勝し、指名獲得をほぼ確実にした。トランプ氏と民主党の現職バイデン大統領(81)による本選での再対決の構図が事実上固まった。ヘイリー氏は去就を明らかにしていない。

 トランプ氏は南部フロリダ州で演説し「これほど決定的だったことはない。素晴らしい夜だ」と勝利宣言した。バイデン氏について「米史上、最悪の大統領だ」と述べ「われわれは勝つ」と対決姿勢を鮮明にした。

 一方、バイデン氏もトランプ氏の圧勝を受けて声明を発表。「米国民のことを考えず、個人的な復讐に燃えている」とトランプ氏を批判し、本選で勝利すると訴えた。

 米主要メディアによるとトランプ氏は大票田の南部テキサス、西部カリフォルニアの両州などで勝利した。

 ヘイリー氏は東部バーモント州で辛勝した。

5日、米共和党の大統領選候補指名争いの投票所に着いた人たち=ノースカロライナ州シャーロット(ゲッティ=共同)
共和党のスーパーチューズデー対象州
5日、米フロリダ州の私邸マールアラーゴで演説するトランプ前大統領(ロイター=共同)

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