ハリス米副大統領、即時休戦要求 ガザ「人道上の大惨事」

ハリス米副大統領(ゲッティ=共同) 

 【ワシントン共同】ハリス米副大統領は3日、南部アラバマ州で演説し、イスラエルとイスラム組織ハマスの即時戦闘休止を要求した。深刻な食料不足などガザの状況を「人道上の大惨事」とし、イスラエル政府に「言い訳はなしだ」と改善努力を迫った。

 イスラエルを擁護するバイデン政権はガザの民間人犠牲が増える中、国内外で厳しい批判にさらされている。ハリス氏は、11月の大統領選に向けてアラブ系米国人の支持をつなぎ留めるためにも、ガザの市民に寄り添う姿勢をアピールした。

 米軍は2日、ガザに計3万8千食以上を空中から投下した。海路からの支援物資搬入も検討している。

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