日産、自動運転サービスを展開 地方都市で生活支援

 日産自動車は28日、自動運転車両を活用した新しい移動サービスを展開すると発表した。2024年度から横浜市内で実証実験を始め、段階的に地方都市など数カ所に拡大する。過疎化が進む地方ではバスなどの交通網の維持が危ぶまれている。新サービスで住民の生活を支援する。

 横浜市で始める実験では、ミニバン「セレナ」に自動運転技術を搭載した車両を最大で約20台使う。利用者はスマートフォンのアプリなどで予約して乗車する。安全を確保するために、まずはドライバーを乗せた状態で始め、自動運転への移行を探る。知見を蓄積した上で、他の都市に拡大し、有償でのサービス提供も始める。

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