エネオス子会社会長がセクハラ グループ3人目、解任

ENEOSのロゴマーク=東京都内

 ENEOS(エネオス)ホールディングス(HD)子会社で再生可能エネルギー発電大手のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京)は21日、懇親の場で女性へのセクハラ行為があったとして、安茂会長(67)を同日付で解任したと発表した。グループでは2022年にエネオスHD会長、23年には社長がセクハラで相次ぎ地位を退いた。

 グループ中核事業会社のENEOSは、安氏の解任に関し「極めて遺憾で、深くおわび申し上げる。人権尊重・コンプライアンス(法令順守)に関する取り組みの強化・徹底に取り組む」とのコメントを出した。

 JREによると、社内の内部通報窓口に23年12月下旬、匿名の通報が寄せられた。社内調査の結果、女性の体を触る行為があったと判断した。

 安氏は鹿島勤務後、12年のJRE設立時から代表取締役を務め、15年に会長に就任した。

 エネオスHDを巡っては、22年8月に当時の杉森務会長が辞任。23年12月には当時の斉藤猛社長が解任された。いずれも女性へのセクハラが理由だった。

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