ミャンマー、外相会議出席 軍政派遣の「非政治代表」

ASEAN外相会議の夕食会の会場に到着したミャンマーの高官(左)=28日、ラオス北部ルアンプラバン(共同)

 【ルアンプラバン共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が28日、ラオス北部ルアンプラバンで夕食会を皮切りに開幕した。ASEANと対立し主要会議への欠席を続けていたミャンマー軍事政権が「非政治的な代表」として派遣した外務省高官が出席した。ASEAN外交筋が明らかにした。2021年2月1日のクーデターから間もなく3年となるのを前に、ASEANと断絶し苦境が続く軍政が歩み寄った。

 ASEAN外交筋によると、高官は外務次官代行の女性。外相会議は29日に本格討議を行う。加盟国のうちタイなどは、軍政との関係を再構築し、人道支援を強化する意向を表明しており、主要議題になる見通し。

ASEAN外相会議の会場施設を警備する警察官ら=28日、ラオス・ルアンプラバン(共同)

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