MSにサイバー攻撃、ロシア関与 幹部メールなど流出か

 【ニューヨーク共同】米マイクロソフト(MS)は19日、ロシアの支援を受けたハッカーによる同社へのサイバー攻撃を検知したと発表した。幹部を含むごく一部のMS社内のメールアカウントにアクセスし、メールなどが流出したとみられる。現時点では顧客に影響はないとしている。

 MSによると攻撃は12日に検知され、アクセス拒否などの対策をとった。「攻撃はMSの製品やサービスの脆弱性に起因するものではない」と説明し、詳細を調査し法執行機関や関連する規制当局とも協力すると述べた。

 MSは攻撃元をロシアの国家的支援を受けた「ミッドナイト・ブリザード」と呼ばれるハッカー集団と特定した。

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