中国とロシア連携「安保に影響」 NATO事務総長が警告

記者会見するNATOのストルテンベルグ事務総長=28日、ブリュッセル(AP=共同)

 【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は28日、中国がウクライナへの侵攻を続けるロシアと緊密に連携していることを挙げ「中国の強圧的な政策がわれわれの安全保障に与える影響を認識しなければならない」と警告した。ブリュッセルでのNATO外相理事会後の記者会見で述べた。

 ストルテンベルグ氏は「NATOは今後も欧州と北米の同盟であり続ける」とした上で「われわれの価値と利益を守る」には、日本や韓国、オーストラリアなどインド太平洋地域のパートナーとより密接に協力する必要があるとした。

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