【エルサレム共同】イスラエル首相府は26日、イスラム組織ハマスが拘束する人質のうち、第3弾として17人が解放されたと発表した。24日からの人質解放で、イスラエル側に引き渡されたのは計58人となった。ハマスは26日、イスラエルと合意した4日間の戦闘休止の「延長を求める」との声明を発表。イスラエルのネタニヤフ首相も同日、人質解放が続けば延長の用意があると述べた。
イスラエルとハマスの戦闘休止の合意は28日まで。ネタニヤフ氏は、26日のバイデン米大統領との電話会談でハマス掃討継続の決意を強調、イスラエルとハマスの相互不信も強いが、戦闘休止延長の可能性が出てきた。
イスラエル政府は既にハマスが人質10人を追加解放するごとに、戦闘休止を1日ずつ延長すると明らかにしている。イスラエル側も26日、拘束するパレスチナ人39人を新たに釈放した。釈放されたパレスチナ人は計117人となった。
首相府によると、26日に解放されたのはイスラエル人14人と外国人3人。イスラエル人は4~84歳の女性と子ども。