カザの病院突入「国際法違反」 イスラエルに非難相次ぐ

15日、煙が充満するガザ市のシファ病院で患者を移動させる医師ら(ガザ保健当局提供・ロイター=共同)

 【イスタンブール共同】パレスチナ自治区ガザ最大のシファ病院にイスラエル軍が突入したことに対し、周辺国や国際機関から非難が相次いだ。ヨルダン外務・移民省は15日、戦時下の文民保護を定める国際法に反すると非難。同省報道官は「国際社会には道義的責任があり、占領国イスラエルに圧力をかけるべきだ」と強調した。

 国連人道問題調整室(OCHA)のグリフィス室長は「がくぜんとしている。病院は戦場ではない」とX(旧ツイッター)で訴えた。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長もXで「深い懸念」を表明し、医療従事者や患者の安全を「非常に心配している」と指摘した。

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