米国民、84%が中国に否定的 世論調査、覇権的行動に冷ややか

14日、米西部サンフランシスコの空港に到着した中国の習近平国家主席(中央)(ゲッティ=共同)

 【サンフランシスコ共同】米中両首脳は15日のサンフランシスコでの会談で、多くの分野で対立が深まった両国関係の正常化を目指す。だが覇権的な行動が目立つ中国に対する米国民の目線は冷ややかだ。2月のギャラップ社による調査では、中国を否定的に見る米国民は84%に上った。

 中国を好意的に受け止めている米国民はわずか15%。1979年からの同社調査で最も厳しい対中世論となった。多くの米国民は中国の軍事力と経済力が「重大な脅威」だと感じている。好感度が最も高かったのは89年2~3月で、72%だった。

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