ベトナムとジブチ安保支援へ 政府、同志国枠組み候補に

 政府が、同志国軍を支援する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を巡り、南シナ海で中国と領有権を争うベトナム、自衛隊拠点があるアフリカ東部ジブチを新たな候補とする方向で調整していることが分かった。来年度以降に支援先とするのを想定し、事前調査を行う。関係者が13日、明らかにした。

 具体的な支援内容は調査結果を踏まえて決定する方針だ。

 OSAは昨年12月に政府が策定した外交・安保の長期指針「国家安全保障戦略」に基づき、今年4月に創設した。2023年度予算で20億円を計上し、フィリピン、マレーシア、バングラデシュ、フィジーの4カ国を実施候補国に選んだ。

© 一般社団法人共同通信社