イスラム首脳がガザ情勢協議 イラン大統領、サウジ訪問

11日、サウジアラビアの首都リヤドに集まったトルコのエルドアン大統領(前列右から5人目)ら(ゲッティ=共同)

 【カイロ、テヘラン共同】アラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)は11日、パレスチナ自治区ガザ情勢を協議するため、サウジアラビアの首都リヤドで合同の臨時首脳会議を開催した。サウジの実権を握るムハンマド皇太子は冒頭で「パレスチナの同胞に対する野蛮な戦争を非難し、断固として拒絶する」と演説。軍事行動を即時にやめるようイスラエルに求めた。

 首脳会議にはイランのライシ大統領も出席した。ライシ師のサウジ訪問は3月に中国の仲介でイランとサウジが外交関係正常化で合意して以降初めて。

 サウジの国営テレビは、ムハンマド氏が会議場でライシ師を出迎え握手する映像を伝えた。

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