障害ある若年受刑者支援も、千葉 新たな少年刑務所11月から収容

 知的障害などがある若い受刑者を受け入れ、社会復帰に向けた支援も図る新たな少年刑務所「市原青年矯正センター」の開庁式が30日、千葉県市原市で行われた。鍵のかからない個室が割り当てられる。合田直之センター長は「少年院の知見を取り入れ、充実した処遇を行う」とあいさつした。

 収容の対象は、おおむね26歳未満の犯罪を繰り返していない男性で、知的障害や発達障害などの影響で社会への適応に特別な訓練を必要とする人。11月から受け入れを始める。

 施設は、4月に閉庁した少年院を転用。自主性と協調性の育成に効果があるとして、共用の洗濯機やフリースペースが用意された。

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