与党と第三極候補が決選投票へ アルゼンチン大統領選

投票所で記者団の取材に応じるマサ経済相=22日、アルゼンチン・ティグレ(ゲッティ=共同)

 【サンパウロ共同】南米アルゼンチンで22日、大統領選が行われた。選挙管理当局の中間集計では与党連合の中道左派セルヒオ・マサ経済相(51)が首位、第三極候補で小さな政府を志向するリバタリアン(自由至上主義者)のハビエル・ミレイ下院議員(53)が2位。いずれも当選に必要な得票には届かず、2人が11月19日の決選投票に進むことが決まった。

 100%を超える激しいインフレや通貨安で国民生活が苦しさを増す中、経済政策が焦点。選管公表の中間集計(開票率約89%)ではマサ氏が得票率36%、ミレイ氏が30%。野党連合の中道右派パトリシア・ブルリッチ元治安相(67)は23%。

アルゼンチン大統領選で、投票所に到着したミレイ下院議員=22日、ブエノスアイレス(ゲッティ=共同)

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